しばしば「お金がないのは夫婦喧嘩のもとになる」なんて言われることもありますが、家庭で「お金」に不満を抱えている人はどれくらいいるのでしょうか。

今年は物価高も相次ぎ、出費が増えて生活費や日々のお金の使い方で夫婦喧嘩になってしまったなんてご家庭もあるでしょう。

今回はスパークス・アセット・マネジメント株式会社が、全国の20歳以上の既婚男女(有効サンプル1000名)を対象に行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」をもとに、家庭の貯蓄やお小遣い、不満についてみていきます。

既婚の平均貯蓄額「897万円」去年より約100万円アップ

同調査によると、夫婦の預貯金残高は「0円」(11.5%)、「100万円未満」(19.4%)、「100万円~300万円未満」(19.6%)、「500万円~1000万円未満」(13.3%)、「1000万円~3000万円未満」(17.4%)が1割以上と目立ちました。

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出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

貯蓄ゼロも含めた100万円未満が3割な一方で、1000万円以上は約26%と家庭により貯蓄の二極化がわかります。

全体で見ると2022年の平均貯蓄額は897万円となり、昨年の調査結果と比較すると98万円の大幅増加でした。

夫婦のお小遣いを年代別に見る。「1万円~3万円未満」が平均に

では、皆さんお小遣いはどれくらいあるのでしょうか。

年代ごとにお小遣いの平均をグラフで見てみましょう。

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出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

年代別の毎月のおこづかい平均:男性・女性

平均3万3226円

  • 20歳代:3万1880円・2万1790円
  • 30歳代:4万370円・3万4140円
  • 40歳代:3万6300円・2万2080円
  • 50歳代:3万5640円・2万6590円

平均は3万円台前半で、特に30歳代男性が多い結果となりました。

配偶者へのお金の不満「収入が少ない」「無計画」「無駄遣い」

では、お金関連で配偶者に不満を持っている人はどれくらいいるのでしょうか。

同調査によれば、「不満を持っている」は51.3%、「不満を持っていない」は48.7%。

年代別に見ると、「30歳代男性」「20~50歳代女性」で半分を超えており、教育費や住宅ローンなど出費の多い年齢で不満を抱えている方が多いとわかります。

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出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

出所:スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2022」

不満の内容をみると「節約しない」(35.7%)、「無駄遣いが多い」(34.3%)、「無計画にお金を使う」(31.4%)、「収入が少ない」(24.4%)、「貯蓄に協力しない」(18.5%)の順になりました。

配偶者のお金の使い方、また収入や貯蓄への協力姿勢に不満を抱えている方が多いようですね。

2023年こそ貯蓄や資産運用の計画を

夫婦のお金事情を確認してきましたが、節約や無駄遣い、無計画などのお金に関する不満が挙がりましたね。

夫婦だからこそ協力したいものの、他人を変えることは困難ですし、家族だからこその難しさもあるもの。

話し合いにあわせて、たとえば給料日に自動で引き落として貯めていく「先取り貯金」のような仕組みを取りいれると、計画性を持ちながら貯めていくことができるでしょう。

また、政府が掲げる「資産所得倍増プラン」には運用益に対する税金が非課税になるNISAの期限が無期限になることが盛り込まれていると各種メディアで報じられていますが、貯蓄に運用を取り入れるのも一つです。

リスクはありますが、きちんと調べて自分に合った投資対象や投資方法を選ぶことが大切でしょう。

もうすぐ年末年始の長期休暇。夫婦で腰をすえてお金の話をしてもいいかもしれませんね。

参考資料

宮野 茉莉子