厚生労働省は2022年9月9日、「2021年 国民生活基礎調査の概況」を公表しました。それによると、
2020年の1世帯当たりの平均は564万3000円となりました。

平均所得「児童のいる世帯」は800万円超

国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労
働行政の企画、立案に必要な基礎資料を得ることを目的としています。

それによると、2020年の1世帯当たり平均所得金額は下記の通りです。

出所:厚生労働省

  • 全世帯:564万3000円
  • 高齢者世帯:332万9000円
  • 高齢者世帯以外の世帯:685万9000円
  • 児童のいる世帯:813万5000円

2019年の調査はなかったため、直近の2018年と比較してみると、どの世帯も金額が増えていることがわかります。

特に児童のいる世帯は2018年は745.9万円でしたが、そこから70万円弱増加しています。

また所得金額階級別に世帯数の分布をみると、「300~400万円未満」が13.4%、「200~300万円未満」が13.3%、「100~200万円未満」が13.1%と多くなっていました。

なお、平均所得金額(564万3000円)以下の割合は61.5%となっています。

参考資料

齊藤 慧