2. 老後の経済的不安を軽減したいときはiDeCoを有効活用しよう

公的年金の上乗せとして自分専用の年金を用意したいときは、iDeCo(個人型確定拠出年金)を有効活用しましょう。iDeCoとは、自分で掛金を拠出して、運用しながら老後資金を用意できる私的年金制度です。

iDeCoには、運用益が非課税になる税制優遇があります。通常の投資では利益に対して約20%の税金が課されますが、iDeCoでは一切かかりません。

複利効果を活かして効率よく資産形成できるため、「公的年金だけでは不安」という方は、有効活用すべき制度といえるでしょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」

なお、受取時には課税対象になりますが、一定の非課税枠が設けられています。一時金で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除が利用できるため、受取時の税負担を軽減できます。