3. 「ねんきんネット」を活用すればいつでも確認が可能!
「ねんきんネット」は、年金記録の確認や将来の年金見込額の試算など、年金に関する各種手続きができるオンラインサービスです。
パソコンやスマートフォンから24時間利用できる点が特徴で、年金受給者であれば現在の受給額も確認できます。
利用するには事前登録が必要で、ユーザーIDを取得する方法のほか、マイナンバーカードを持っている場合は「マイナポータル」と連携して利用することも可能です。
「6月に受け取った年金振込通知書を紛失してしまった」「10月に通知書が届かなかったが確認したい」といった場合には、ねんきんネットを活用してみてはいかがでしょうか。
4. 現役の方は「ねんきんネット」でご自身の年金見込額を確認しておこう
本記事では、10月に「年金振込通知書」が送付される理由や対象となる人の特徴について解説していきました。
前年の収入が前々年と比べて増減している場合、10月から税金や社会保険料が変更される可能性があるため、年金振込通知書が届いた際には各項目をしっかり確認しておきましょう。
また、まだ年金を受給していない方が自分の受給見込額を知りたい場合は、毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できます。
老後の生活設計に不安を感じる方は、早めに年金見込額を把握しておくことをおすすめします。
参考資料
- 日本年金機構「令和7年10月の年金支払いにかかる年金振込通知書を送付しています」
- 松山市「年金天引きが開始(再開)された年度と翌年度以降の納付方法」
- 甲良町「日本年金機構から年金振込通知書が届きました。10月分から個人住民税(町・県民税)が急に増額になりました。何故でしょうか?」
- 日本年金機構「8月(および9月)に届いた年金振込通知書は、8月分(および9月分)の支払額のみ記載されており、10月以降の支払額は「*」の記載になっています。これはなぜですか。」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
- 国税庁「No.1600 公的年金等の課税関係」
- 国税庁「復興特別所得税(源泉徴収関係)Q&A」
- 総務省「公的年金からの特別徴収」
- いわき市「年金を受給されている65歳以上の方の個人住民税(市民税・県民税)の年金特別徴収について」
- 日本年金機構「「ねんきんネット」によるご自身の年金記録の確認」
和田 直子