6. まとめ

厚生労働省の統計によると、2025年度時点での平均年金月額は、国民年金で約5万7000円、厚生年金で約14万6000円となっています。

とはいえ、物価上昇を踏まえると実質的な購買力は低下しており、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の調査では、シニアの3割以上が「年金にゆとりがない」と回答しています。

こうしたなかで、65歳以降も働き続ける人が増加し、シニアの就業率は上昇傾向にあります。

老後生活を安定させるためには、年金を軸にしつつも、就労収入や資産運用など複数の収入源を組み合わせることが重要となるでしょう。

参考資料

加藤 聖人