3. うちは平均以上・平均以下?【70歳代の平均貯蓄額】はいくら?中央値も見る
最後に生活費の補填やその他の支出を支える貯蓄額について70歳代の夫婦世帯がどれくらい保有しているのか、J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」の「70歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)」から確認していきます。
※ここでいう金融資産保有額とは、預貯金だけでなく株式、投資信託、生命保険などを含んだ金額です。ただし、日常的に使う普通預金の残高は含まれていません。
総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」をもとにLIMO編集部作成
3.1 「70歳代・二人以上世帯」貯蓄額の平均・中央値
- 平均:2416万円
- 中央値:1178万円
平均値は2416万円を超える結果となりましたが中央値は1178万円となっています。
グラフで貯蓄額の分布を見ると金融資産非保有の世帯が一定数いることもわかります。その他の金額帯ごとの割合をみても世帯差の大きさがわかります。
貯蓄があれば生活費を補填したり、車や家電の買い替え、旅行や趣味、また病気や介護費用などに備えることもできます。いかに老後に向けて貯蓄するかは早くから考えておきたいですね。
4. 【60歳以上】老後のために必要な備えとは?
内閣府が公開した「令和7年版高齢社会白書(全体版)3 今後の備えについて」によると、60歳以上の男女は老後の備えとして今後以下のようなことに取り組む必要があると回答しています。
- 健康に関する備え:80.7%
- 終活関係の準備:38.1%
- 住まいに関する備え:25.5%
- 資産形成など:24.2%
健康に関する備えが約8割と圧倒的に多い結果となりました。
この結果を見ると資産形成も大切ですし、それにあわせて健康を維持することも重要であると推測できます。
また、資産形成は効率的に貯蓄を増やすことができる可能性がありますが、一方で損をするリスクもあります。リスク許容度は人それぞれですから、金融商品や投資方法などにわけてそのリスクなども調べて資産形成は考えてみるといいでしょう。
もうすぐGWがきますから、今回の統計をもとに、ご自身の場合の老後の備えについて考えて見たり、平均との差から生活費の見直しなどを検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 内閣府「令和7年版高齢社会白書(全体版)3 今後の備えについて」
- 日本銀行「「生活意識に関するアンケート調査」(第105回<2026年3月調査>)の結果」
宮野 茉莉子