2. 「年金だけで日常の生活費用をまかなうのは難しい」二人以上世帯で約35%

J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公開している「家計の金融行動に関する世論調査[二人世帯調査](2025年)」を参考に、年金に対する考え方・老後の生活費の収入源を確認しましょう。

こちらは二人以上世帯の全体になりますが、年金では日常生活費程度もまかなうのが難しいと回答したのは35.2%でした。1世帯は年金だけで生活費はまかなえないと考えています。

2.1 年金に対する考え方

  • 日常生活費程度もまかなうのが難しい:35.2%
  • ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる:52.8%
  • 年金でさほど不自由なく暮らせる:12.0%

一方で、日常生活くらいはまかなえると考える人は約半分ほど。不自由なく暮らせると考える人は約1割でした。

また、老後の生活の収入源(3つまでの複数回答)のトップ3は以下の通り。

2.2 老後の生活の収入源

  • 公的年金:59.1%
  • 就業による収入:42.5%
  • 企業年金、個人年金、保険金:32.0%

2016年からの変化をみると、公的年金は2016年で79.2%でしたので約2割減少しています。次に就業による収入は横ばい、企業年金、個人年金、保険金は39.3%だったので公的年金ほどではないですが減っています。

増加しているのは「利子配当所得」で、2016年の2.6%から、2025年の12.9%へと約1割の増加に。新NISAスタートなどもあり、資産運用で老後資金の備えを考える人も増えているとわかります。

「就業による収入」はいつまで続けられるかわからないという点はリスクです。働くことも大切な一方で、それ以外の備えも必要でしょう。