5. 障害者手帳と障害年金、それぞれの役割を理解「適切な支援へつなげる」

今回は、公的な支援を受けるための「障害者手帳」について解説しました。身体障害者手帳は令和5年度時点で約478万人が所持し、肢体不自由が約半数を占めるという実態が分かります。この手帳は、医療費の軽減措置や運賃割引など、将来にわたって生活を支える福祉サービスを受けるための「証明書」という大切な役割があります。

一方で、障害年金は現在の生活を経済的に支える「所得保障」の役割であり、障害者手帳と年金では目的が異なります。これらの制度の違いを今から理解しておくことは、いざという時にあなたやご家族が適切な支援を受けるための貴重な備えとなるでしょう。

参考資料