4. 【年金を受給しながら働く人必見】在職老齢年金とは?
在職老齢年金は、年金を受け取りながら働く人の年金額を調整する制度です。
基本月額と総報酬月額相当額の合計が基準額(2025年度は51万円)を超えると、一部または全額が支給停止となります。
ただし、退職や70歳到達時には年金額の再計算が行われ、勤務時間が反映されて受給額が増えることもあります。
5. まとめにかえて
日本の年金は、国民年金と厚生年金を組み合わせて生活を支える仕組みです。
2025年度は1.9%の引き上げが行われ、受給額は物価上昇に応じて調整されました。
また、世代や年齢によって平均額に差があり、厚生年金のほうが国民年金よりも高い水準にあります。
さらに働きながら年金を受け取る場合は「在職老齢年金」による調整もあります。
自分の受給額や将来設計を把握し、老後資金を早めに準備することが大切です。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和7年4月分(6月13日(金曜)支払分)からの年金額」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2024年(令和6年)12月分及び(令和6年)平均」
- 厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
円城 美由紀