2. 「老齢年金生活者支援給付金」の対象になるといくら支給されるの?

日本年金機構の「令和7年4月分からの年金額等について」によると、2025年度(令和7年度)の「老齢年金生活者支援給付金」の基準額は月額5450円とされています。

ただし、この金額はあくまで目安であり、実際の支給額は「保険料の納付期間」や「免除期間」の有無などをもとに個別に算定されるため、人によって異なります。

参考として、厚生労働省が公表した「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」では、老齢年金生活者支援給付金の平均支給額は月額4014円となっています。

なお、この給付金を受け取るには申請が必要です。

すでに年金を受給しており、今年度から新たに対象となる方には、9月1日以降に「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次郵送されているため、届いたら忘れずに手続きを行いましょう。

3. 9月に送付済!「年金生活者支援給付金請求書」とは?

基礎年金を受給しており、新たに年金生活者支援給付金の対象となる方には、毎年9月の第1営業日から順次「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が送付されています。

また、支給要件を満たしているかどうかの判断が難しい場合には「年金生活者支援給付金請求書(A4型)」と、所得状況を確認するための「所得状況届」が同封されて送付されます。

もし、自分が対象に該当するはずなのに請求書が届かない場合は、給付金専用ダイヤルや最寄りの年金事務所へ早めに問い合わせることをおすすめします。

では実際に、年金生活者支援給付金請求書が届いた場合、どのような手続きで申請を進めればよいのでしょうか。