4.2 Q2:給付を受けるためには毎年申請が必要なの?
年金生活者支援給付金請求書の手続きは、一度完了すれば翌年以降は基本的に再申請は必要ありません。
ただし、支給要件を満たさなくなり、一時的に受給できない期間が発生した場合には、再び申請手続きを行う必要があります。
4.3 Q3:給付の申請手続きが遅れた場合はどうなるの?
年金生活者支援給付金の請求書には提出期限が記載されていますが、期限を過ぎても手続きを行うことは可能です。
2026年1月5日までに日本年金機構へ請求書が届いた場合は、2025年10月分から支給を受けることができます。
一方で、2026年1月5日以降に提出した場合は、請求を行った月の翌月分からの支給となるため、できるだけ早めに手続きを済ませることをおすすめします。
5. 「年金生活者支援給付金請求書」が届いた人は手続きを忘れずに
ここまで、老齢年金生活者支援給付金について詳しく見てきました。
このような給付金は年金生活の助けとなるため、支給要件や請求手続きをよく確認しておきましょう。
また、現役世代の方は、老後生活に向けて今のうちから年金額を増やす方法や資産形成について考えてみてもよいかもしれません。
具体的な方法としては、年金の受給を繰り下げる方法や国民年金基金を活用する方法などがありますので、まずは自分自身で詳しく調べてみて、ライフスタイルや家計に合った選択を検討してはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「年金受給者のみなさまへ 年金生活者支援給付金」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書の見込額(月額)の記載箇所」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)は、いつ頃送られますか。」
- 日本年金機構「令和7年度の年金生活者支援給付金請求書(はがき型)の送付について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金を受け取るためには、毎年、手続きが必要ですか。」
筒井 亮鳳