株式会社帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月」によると、主要な食品メーカー195社を調査した結果、家庭用を中心とした10月の飲食料品値上げは3024品目と確認されたようです。前年10月と比較すると+3.4%上回っており、10ヶ月連続で前年の実績が更新される形となりました。

特に焼酎やリキュール、日本酒などアルコール飲料を中心とした「酒類・飲料」が最も多く、2262品目となっています。

ほかにも加工食品やお菓子類でも値上げが実施されていることから、物価高騰の影響を身近に感じている方もいるのではないでしょうか。

なかには、物価上昇によって貯蓄することが困難になってしまった方もいるかもしれません。そこで今回は、みんなどのくらい貯蓄額があるのかを中心に掘り下げていきます。

1. 【単身世帯】年代別の貯蓄金額

まずは単身世帯の年代別の貯蓄金額をみていきましょう。単身世帯の平均貯蓄金額と中央値は以下の通りです。

【単身世帯の平均貯蓄金額】

  • 20歳代:161万円
  • 30歳代:459万円
  • 40歳代:883万円
  • 50歳代:1087万円
  • 60歳代:1679万円
  • 70歳代:1634万円

1.1 中央値

【単身世帯の中央値】

  • 20歳代:15万円
  • 30歳代:90万円
  • 40歳代:85万円
  • 50歳代:30万円
  • 60歳代:350万円
  • 70歳代:475万円

平均値では50歳代から1000万円以上の貯蓄額を保有しているという結果になったものの、より実態に近い中央値では50歳代が20歳代の次に少ない金額となりました。

50歳代の貯蓄金額が少ない背景としては、子どもの養育費や住宅ローンの返済などが要因として考えられるのではないでしょうか。次に二人以上世帯の貯蓄金額を年代別に分けて紹介していきます。