5. フェイクニュースにだまされないために!情報リテラシーのチェックリスト

デジタル化が進む現代社会では、SNSから多くの情報を得ることができますが、同時にフェイクニュースや誤情報に惑わされるリスクも高まっています。特に災害時など緊急時には、デマが拡散されやすい傾向にあります。

総務省は、こうしたSNSトラブルから身を守るためのチェックポイントを公開しています。

5.1 情報源はある?

  • その情報はどこから、いつ発信されたものですか? 
  • 根拠となるモノ・コトは今も存在していますか?
  • 情報源が「海外の」ニュースや論文の場合、あなたはその情報源を確認、理解していますか?

5.2 その分野の専門家?信頼できる人?

  • その情報は、専門知識や必要な資格を持った人が、責任を持って発信しているものですか?
  • その人は過去に、偽情報や誤情報を発信して批判されたりしたことはありませんか?
  • その人は関連する情報や商品を売っていませんか?

5.3 他ではどう言われている?

  • その情報について、他の人や他のメディアはどのように言っていますか?
  • その人の意見に反論している人はいませんか?
  • 別の内容で報じているメディアや、誤りであることを指摘しているメディアや投稿はありませんか?

5.4 生成AIのある時代、その画像は本物?

  • 動画や映像だから?臨場感があるから?それだけで「本当」だと判断して大丈夫ですか?
  • 画像検索をしたら、同じものがヒットしませんか?
  • 過去に撮影された全く無関係のものや、それらを元にAIによって生成されたものではありませんか?

これらのポイントを意識することで、フェイクニュースに騙されにくくなり、SNSを安全に利用することができます。

6. まとめにかえて

デジタルネイティブであるZ世代は、多くの人が「自分はフェイクニュースにだまされない」という自信を持っているにもかかわらず、実際には最も被害に遭っている世代であるということが明らかになりました。

これは、日常的な情報収集にXなどのSNSを多用していることや、生成AIの利用率の高さが背景にあると考えられます。

災害時の情報収集でもXが主流となっているZ世代にとって、今後は、膨大な情報の中から真偽を見極める力、そしてデマやフェイクニュースに惑わされないためのリテラシー教育がより一層重要になっていくでしょう。

参考資料

LIMO・U23編集部