今日【10月15日】は年金支給日！厚生年金の受給額「月額20万円以上」の人と「月額10万円未満」の人、どっちの方が多い？老後「公的年金・恩給」だけで生活できるシニア世帯は43.4％

2. 現シニアが受け取っている「厚生年金・国民年金」の平均月額はいくら？

厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、厚生年金と国民年金の平均受給額を確認していきましょう。

厚生年金・国民年金の平均年金月額（2023年度末現在）

※国民年金部分を含む
※ここでは、会社員など民間の事業所で雇用されていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」の年金月額を紹介しています

国民年金は全加入者が同じ保険料を納める仕組みのため、将来の受給額に大きな差が出にくいのが特徴です。

平均額は男女ともに月5万円台で、満額を受け取った場合でも2025年度は月6万9308円にとどまります。

そのため、国民年金だけで月10万円を超えることは厳しいでしょう。

一方、厚生年金は国民年金に上乗せして支給されるため、受給額が多くなる傾向にあります。

また、厚生年金の保険料は現役時代の収入に基づいて算出されるため、老後に受け取る金額には大きな個人差が生じます。

では実際に、「月20万円以上」の年金を受け取っている人はどの程度存在するのでしょうか。

「月10万円未満」の人と比べて、どちらが多いのかを次章にて確認していきます。