理不尽な言動や行動をする保護者がいると、幼稚園の先生もイレギュラーな対応に追われてしまいます。先生の仕事って、とても大変ですよね。

しかし一方で“モンスターペアレンツ”という言葉が広く知られるようになったことにより、「本当は園にお願いしたいことがあるけど…これを言ったらモンペ扱いされちゃうかな?」と言いたいことを飲み込んでしまうママも増えているんだとか。

次は、園から高圧的な態度を取られ、正当な意見まで言いづらくなってしまったママたちの声をご紹介します。

「私は時短で仕事をしているので、『行事の日程をもう少しだけ早く教えてもらえるとありがたいのですが』と丁寧にお願いしたつもりなのに…園に文句をつけていると思われたようです。もちろんお願いも聞き入れてもらえませんでしたし、園長先生の私に対する態度がそれ以降とても冷たくなりました。働いているので園の役員などに非協力的だったわが家は、元々よく思われてなかったんですけどね。うちは小さな私立幼稚園で、経営者である園長先生がすべて。ほかに話ができるところもありません」

「うちは園バス利用です。以前ニュースで見た、園バス内に取り残された子どもの話が印象に残っていて…。わが子の命を預けるわけですし、念のため入園前にどういった安全対策を取っているのか聞いてみたんです。ただ説明を聞いて安心したかっただけなのに、『そこまで突っ込んでこられた親御さんは初めてですよ』って口うるさい親のような扱いをされました。以来、気になっていることも聞きづらくなっています」

園側の話を聞いたわけではありませんが、このママたちが言うには「やわらかくお願いする形で言ったから、決して偉そうな聞き方にはなっていないと思う」とのことでした。これで口うるさい親のように扱われたら、園の実態はもっとひどいのでは? 子どもたちが嫌な思いをしていないかな? と心配になってしまいますね。

保護者と先生は対等な立場で

本来、保護者と幼稚園の先生の間に主従関係は存在しないはず。「お金を払っているんだから」と親が偉そうに振る舞ったり、先生が「気に入らない子は冷遇」と言わんばかりの態度を取ったり、どちらかが上の立場になろうとするからモンペにまつわる問題が起こる気がします。保護者と園が対等に協力し合えれば子どもたちの環境がもっとよくなるはずなのに、少し悲しいですね。

桜井 まどか