2. 高齢者世帯のリアルな生活感

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」では、高齢者世帯の生活感を知ることが現在の生活について「大変苦しい」と回答した高齢者世帯の割合が25.2%、「やや苦しい」と回答した割合が30.6%でした。

全体で55.8%が、生活が苦しいと感じている状況となっています。この資料を見ると、現役世代の方は老後生活に対して、ポジティブな感情を持つのは難しいでしょう。

ただし、現在年金を受給している方は、現役時代に専業主婦世帯だった可能性が高いでしょう。「二人分の国民年金+一人分の厚生年金」では、安心して老後生活を送るのが難しいかもしれません。

夫婦共働きを長く継続し、二人分の厚生年金を受給できれば、老後も黒字家計を維持することは十分に可能です。