物価上昇が続く中で、日々のお金のやりくりに精一杯という人も多いのではないでしょうか。
一方で、富裕層や超富裕層などのいわゆる「お金持ち」と呼ばれる人たちも存在します。
では、日本に富裕層と超富裕層はどのくらいいるのでしょうか。本記事では、富裕層と超富裕層の割合を紹介します。
年代別に世帯の平均貯蓄額も解説するので、自分の世帯の貯蓄額と照らし合わせながら読んでみてください。
1. 【富裕層・超富裕層】割合は何パーセント?
野村総合研究所の調査によると、純金融資産保有額が5億円以上の世帯は「超富裕層」、純金融資産保有額が1億円以上の世帯は「富裕層」と定義づけられています。
日本における超富裕層は11万8000世帯となっていて、調査対象である全世帯5570万4000世帯のうち、その割合はわずか約0.21%です。
また、富裕層は153万5000世帯存在し、全体に占める割合は約2.75%となっています。
いかに富裕層や超富裕層が珍しいかがわかるでしょう。
たとえば、社長や役員、大企業の会社員、共働き世帯、資産運用で大きな値上がり益を得た世帯などでないと、富裕層や超富裕層に到達するのは難しいです。
一方で、純金融資産保有額が3000万円未満のマス層は、4424万7000世帯で全体の約79.5%を占めます。
大半の世帯はこの「マス層」に該当することがわかります。