朝晩の気温がぐっと下がり、夏の終わりを知らせるような日が続くようになりました。秋は祝日も多く、お出かけの計画を立てるのもわくわくしますね。
しかし、どこに出かけるにしてもお金がかかります。現役世代はたくさん旅行に出かけていたけれど、年金生活となり収入が減ってしまってからは出かける機会も少なくなったという方もいらっしゃるかもしれません。
将来も、旅行や趣味を今まで通り楽しみたいと思っている場合、老後の公的年金だけでは足りなくなってしまう可能性がございます。
今回は、最新の公的年金情報を具体的に解説します。ご自身の将来の生活を考えるうえで重要となりますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 【2025年度】公的年金は前年度よりも「＋1.9％」の増額に
公的年金は、物価や賃金の動きを反映して毎年改定されます。
2025年度は2024年度に比べて1.9％の引き上げが実施されました。
1.1 2025年度の「国民年金と厚生年金」の年金額例はいくらになった？
- 国民年金（老齢基礎年金（満額））（※1）：6万9308円
- 厚生年金：23万2784円（夫婦2人分）（※2）
※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円（対前年度比＋1300円）
※2 厚生年金は「男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45万5000円）」で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準
1.2 2025年度の年金はいつ反映された？
公的年金は、偶数月の15日（15日が土日なら直前の平日）に、前月までの2か月分がまとめて支給されます。
2025年度の年金額改定は、6月の支給（4月・5月分）から反映されています。
参考までに、2025年の年金支給日カレンダーは次のとおりです。
【一覧表】2025年 年金支給日カレンダー
出所：日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成
