3. 「結婚出産後も仕事に100%時間を使えたら管理職を希望する」女性は5割超

PRTIMES「女性は管理職になりたがらない? ― 100%仕事に“時間”が使えれば管理職を希望:57.2%」によれば、『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス)が「女性管理職比率」をテーマに調査を行ったところ、もし結婚出産しても100%仕事に時間を使えたら管理職を希望しますかという質問に対して、「希望する」と答えた女性は57.2%※でした(2025年8月26日公表。有効回答数:727件)。※管理職を希望する、条件によっては管理職を希望するの合計。

時間を100%仕事につかえれば、管理職になりたいと考える女性は半数をも占めるのですね。

同調査によれば、女性管理職増やすために必要なこととして以下が挙げられています。

  • 「結婚出産しても管理職として続けやすい雰囲気を職場に作る」75.9%
  • 「在宅勤務が認められる業務を増やす」48.4%
  • 「拘束時間ではなく成果で給与を決める仕組みを導入する」46.8%
  • 「女性管理職の事例を増やす」36.2%
  • 「女性にもっと責任ある仕事を任せる」28.1%など

人によっては育児中は休む必要がある場合も増えるため、現状では休みをとることに罪悪感を抱える人もいます。

在宅勤務が2番目に挙がっていますが、環境によっては女性が出産後でも管理職で仕事を続けやすい場合もあるでしょう。また、成果で給与を決める仕組みの導入という声も挙がっています。

4. 仕事と家庭が両立しやすい環境に

同調査の自由回答では家庭をもつことを諦める、もしくは家庭を犠牲にして管理職をしている女性が多い印象があるという声も挙がりました。

現状では仕事と家庭をもつことの両立がしにくく、周囲のサポート体制がなければ無理をすることになってしまうという場合も少なくありません。

現代においても「仕事との家庭の両立」は多くの人にとって課題であり、家庭・職場ともに働きやすい環境整備が必要でしょう。

参考資料

宮野 茉莉子