6. 【医療保険選び方チャート】「貯蓄型」か「掛け捨て型」あなたはどっち?
NISAやiDeCoといった資産運用と医療保険を同時に考える場合、医療保険の「掛け捨て型」を選ぶ人も少なくありません。
貯蓄型の医療保険は、保険料が高くなる分だけ将来的に戻ってくる仕組みがありますが、NISAやiDeCoを使って資産運用を行うのであれば、保険に貯蓄性を求める必要は必ずしもありません。
掛け捨て型にして毎月の保険料を抑え、その分を投資に回すことで、全体の資金バランスを取りやすくなるケースもあります。一方で「貯蓄型が安心」という人もいるため、どちらが良いかは家計全体の方針やリスク許容度によって異なるでしょう。
保険と投資を分けて考え、自分に合った組み合わせを検討することが大切です。
7. 投資し続けられる環境も維持しておきましょう
投資を始める際には、「どのようなリスクがあるのか」「どのくらいの期間を見据えるのか」をしっかり理解し、自分に合った運用スタイルを考えておくことが、長期的な資産形成につながります。
また、投資は一度決めたら終わりではなく、市場の変動やライフプランの変化に応じて、適切に見直すことも必要です。
また資産形成をし続けられる環境を維持できるか、も考えていく必要があるでしょう。万が一のケガや入院で一時的に収入が制限された場合、取り崩すようなことは避けておきたいものです。
焦らず、自分のペースで続けられる仕組みを作るところから始めてみましょう。
参考資料
- 一般社団法人投資信託協会「投資信託に関するアンケート調査報告書-2024年(令和6年)投資信託全般」
- 金融庁「NISAを知る」
- iDeCo公式サイト
- 日本銀行調査統計局「2025年第2四半期の資金循環 (速報)」
三石 由佳

