3. 新NISAのデメリットは元本割れのリスクがある!

先ほどは新NISAでの積立投資で、いかに資産が増えるのかをシミュレーションしました。

ただし、新NISAにはデメリットもあります。それは、運用実績によっては資産が減るリスクもあることです。

先ほどは年率3%での運用を前提にシミュレーションしましたが、実際の運用利回りがどうなるのかは事前にわかりません。

運用利回りがマイナスになって、元本割れを起こすリスクがあることも覚えておきましょう。

一般的に、投資期間が長期間かつ投資先を分散するほど、安定的な運用が期待できるとされています。

そのため、できるだけ堅実な運用を目指したい人は運用期間を長くして、投資先の地域や資産を分散することを意識してみてください。

なお、日本の年金保険料の一部を運用するGPIFは国内外の債券や株式に分散投資してできる限りリスクを低減しています。

GPIFの過去24年間の運用利回りは年率4.18%のため、シミュレーションするうえでの一つの目安にしてみてください。

4. 家計の状況やライフスタイルに応じた資産形成について考えてみましょう

新NISAは上手に活用することで、効率的に資産を増やすことが期待できます。

ただし、投資にはリスクがあることも理解しておきましょう。

ご家庭の家計の状況やライフスタイルに応じた資産形成について、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

苛原 寛