2. 共働き世帯の家事の分担割合は?
株式会社一条工務店が、共働きをしている既婚男女673名を対象に行った「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」の結果より、共働き夫婦の家事シェアについて見てみましょう。
「家でのご自身の家事分担の割合はどの程度ですか?」という質問に対し、女性の約68%が家事の7割以上を担当していると回答してます。
家でのご自身の家事分担の割合はどの程度ですか?

出所:株式会社一条工務店「「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」結果を発表 女性が最も負担を感じる家事1位は「料理」男性に求める家事1位は「トイレの掃除」(PRTimes)
では、共働き夫婦が考える「家事分担の理想の割合」はどれくらいなのか。
共働き夫婦が考える「家事分担の理想の割合」は

出所:株式会社一条工務店「「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」結果を発表 女性が最も負担を感じる家事1位は「料理」男性に求める家事1位は「トイレの掃除」(PRTimes)
この質問に対する回答として最も多かったのが、男女ともに「5:5」でした。一方で、女性の半数以上が「自分が多めの方が理想」と回答しています。
では、夫婦で家事の分担についてルールは決めているのでしょうか。
家事分担のルールを決めていますか?

出所:株式会社一条工務店「「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」結果を発表 女性が最も負担を感じる家事1位は「料理」男性に求める家事1位は「トイレの掃除」(PRTimes)
ルールを決めているという夫婦は27.8%にとどまっており、7割以上の夫婦が、家事分担のルールを決めていないことがわかりました。
さて、冒頭で申し上げたとおり、家事には「掃除、洗濯、料理、買い物、ゴミ出し、育児・介護」といった名前があるもの以外にも、細かい多くの家事が存在します。
たとえば「ゴミ出しをやっている」と思っていても、家の中にあるゴミ箱からゴミを収集して袋にまとめたり、分別したりしているのはパートナーかもしれません。
このように、家事には名前がないものの必要不可欠な工程があります。これらも含めて分担を決めていくと、認識にずれのない理想的な家事・育児分担に近づけるかもしれません。