2. 30代の子育てママは9割以上が「在宅ワーク」を理想と回答

年代別では、 30代の子育てママは9割以上が「在宅ワーク」を理想と回答しています。家事・育児と仕事の両立を重視しているようで、高い数値となりました。

また、20代も在宅ワークを望む人が多く約8割の回答。40代では、在宅ワークの支持が約8割と高いですが、「職場通勤」や「どちらでもいい」といった意見の割合も増えています。

40代は、子どもが大きくなる世代でもあり、柔軟に働き方を考えられるようになっているようです。

実際、「未就学児」「小学生」の子どもを持つ親は、在宅ワークのメリットを評価しています。一方で、「中学生以上」の子どもを持つ親は、在宅ワークを望む割合がやや低下。働く場所やスタイルに対する考えは、子どもの年齢と大きく関係することがわかります。

3. 「在宅ワーク」を選ぶ理由は「家事・育児と両立しやすい」「子どもが体調不良でも対応できる」

在宅ワークが理想的だと答えたママの理由で、もっとも多かったのは「家事・育児と両立しやすい」(82.4%)です。続いて「子どもが体調不良でも対応できる」(77.6%)となり、いずれも子どもが関係する家庭環境に密接する理由となりました。

また、「スキルを活かせる」などの理由は少なく、子育てママの働き方選びにおいて「自己実現」より「家庭との調和」に重きが置かれていることがわかります。

これだけ在宅ワークが注目されるのは、育児と仕事を両立させたいママたちの現実的なニーズが背景にあるようです。

一方で、「職場通勤」を理想と答えたママは、「公私のメリハリがある」「人と関わる機会がある」がもっとも多い理由となっています。