すでに9月へ突入しましたが、まだ残暑の厳しい日が続いています。8月中は子どもたちが夏休みを過ごし、仕事と家庭の両立で悩んだ働く子育てママも多いのではないでしょうか?

現在では、テレワークが広まるなど働き方の選択肢が増え、子育て中のママも仕事がしやすくなっています。しかし、理想の働き方通りにはいかず、現実とのギャップに戸惑っている人も多くいます。

そこで、エムフロが運営するクラウディアアシスタントは、全国にいる子育て中の女性300人を対象に、「職場通勤」と「在宅ワーク」のどちらを理想と感じているかアンケート調査を実施。その結果をまとめて、働いている子育てママについてさまざまなランキングを作成しました。

1. 多くの子育てママが現在の勤務体系に不満を感じている

まず、勤務体系について「職場通勤」と「在宅ワーク」のどちらが良いか質問しています。結果は、85.0%という圧倒的な数値で「在宅ワーク」が1位を獲得。2位の「職場通勤」(10.7%)」とは比べ物にならない票を集めています。

さらに、3位は「どちらでもいい」(2.7%)、4位は「どちらも理想ではない/働きたくない」(1.7%)が続きました。

在宅ワークを望む理由としては、子育てと仕事を両立させたいニーズが強いことが挙げられます。

また、「職場通勤」を理想と回答している人は、対面での仕事や職場環境を重視していることが理由のようです。対面でのコミュニケーションや、メリハリある働き方を求める女性も一定数いることがわかります。

とはいえ、多くの子育てママが出勤して働く現状に不満を抱き、現在は「職場通勤」と回答した人のうち77.5%が「在宅ワーク」が理想と回答。理想と現実のギャップを感じているママが多くいるようです。

2. 30代の子育てママは9割以上が「在宅ワーク」を理想と回答

年代別では、 30代の子育てママは9割以上が「在宅ワーク」を理想と回答しています。家事・育児と仕事の両立を重視しているようで、高い数値となりました。

また、20代も在宅ワークを望む人が多く約8割の回答。40代では、在宅ワークの支持が約8割と高いですが、「職場通勤」や「どちらでもいい」といった意見の割合も増えています。

40代は、子どもが大きくなる世代でもあり、柔軟に働き方を考えられるようになっているようです。

実際、「未就学児」「小学生」の子どもを持つ親は、在宅ワークのメリットを評価しています。一方で、「中学生以上」の子どもを持つ親は、在宅ワークを望む割合がやや低下。働く場所やスタイルに対する考えは、子どもの年齢と大きく関係することがわかります。

3. 「在宅ワーク」を選ぶ理由は「家事・育児と両立しやすい」「子どもが体調不良でも対応できる」

在宅ワークが理想的だと答えたママの理由で、もっとも多かったのは「家事・育児と両立しやすい」(82.4%)です。続いて「子どもが体調不良でも対応できる」(77.6%)となり、いずれも子どもが関係する家庭環境に密接する理由となりました。

また、「スキルを活かせる」などの理由は少なく、子育てママの働き方選びにおいて「自己実現」より「家庭との調和」に重きが置かれていることがわかります。

これだけ在宅ワークが注目されるのは、育児と仕事を両立させたいママたちの現実的なニーズが背景にあるようです。

一方で、「職場通勤」を理想と答えたママは、「公私のメリハリがある」「人と関わる機会がある」がもっとも多い理由となっています。

4. 働く子育てママたちの多くは「地域・制度のサポート」など社会や地域に対して環境整備を求める

多くの子育て中の働くママたちが、「在宅ワーク・リモートワーク」を理想の働き方として選んでいることがわかりました。

そんなママたちが理想の働き方に近づくためには、「時間に柔軟な仕事の増加」がもっとも重要だとしています。

続いて、「自分のスキルアップ」「配偶者・家族の理解と協力」「保育サービスの充実」が重要だと投票。ママたちが家庭と仕事の両立をするには、きちんとしたサポートを受けたがっていることが判明しました。

また、「地域・制度のサポート」や「求人情報の透明性向上」など、社会や地域に対して環境整備を求める声が多くなっています。

いかがでしたでしょうか。

厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、子どもがいる世帯の平均世帯年収は「700万円台」が目安です。共働きをしないと平均年収に届かない数字となり、多くの家庭でママも働いていることが推測できます。

それだけに、しっかりと働く子育てママの意見を意識し、社会・企業・家庭が連携していくことが重要になります。

参考資料

LIMO編集部