冷たい風が吹き、庭の植物が活動を休止する冬。日照時間が短くなると、もともと日当たりの悪い日陰のスペースは、いっそう寒々しく感じられます。

そんなときに心を温めてくれるのが、厳しい環境下でも美しい花や色鮮やかな葉で庭を彩ってくれる植物の存在です。

今回は冬の日陰を彩る寒さに強い植物を9種、参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する「冬の日陰を彩る寒さに強い植物」にまつわるあれこれ

1/12

白やワインレッドの花を咲かせている、クリスマスローズ

High Mountain/shutterstock.com

  • 冬のシェードガーデンを彩る!日陰と寒さに強い《花》4選
  • 冬のシェードガーデンを彩る!日陰と寒さに強い《常緑カラーリーフ》5選

2. 冬のシェードガーデンを彩る!日陰と寒さに強い《花》4選

2.1 クリスマスローズ

うつむいて咲く上品な花「クリスマスローズ」2/12

深いワインレッドの花を咲かせている、クリスマスローズ

akkharawit/shutterstock.com

寒さに耐えるように花を下向きに咲かせるクリスマスローズ。早いものではクリスマスの頃から咲き始め、冬~早春にかけて見頃を迎えます。

日陰や半日陰を好み、常緑のしっかりとした葉を持つため、花のない時期も美しい姿を保ちます。

※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)

2.2 ツワブキ

花も葉もナチュラルで美しい「ツワブキ」3/12

黄色い花を咲かせている、ツワブキ

Lee waranyu/shutterstock.com

ツワブキは日本の山野に自生する多年草。晩秋から初冬にかけて咲く、キクに似た鮮やかな黄色の花が特徴です。

光沢のある分厚い常緑の葉も美しく、斑入りの品種も多く出回っているため、花がない時期もカラーリーフとして楽しめます。

※参考価格:500円~1000円前後(4号ポット苗)

2.3 ガーデンシクラメン

コンパクトに育つ愛らしい植物「ガーデンシクラメン」4/12

濃いピンクの花を咲かせている、ガーデンシクラメン

Sunny_Smile/shutterstock.com

小型で愛らしい花を咲かせ、冬の庭の主役として活躍するガーデンシクラメン。鉢花のシクラメンより寒さに強く、屋外でも育てやすいように改良された品種です。

寄せ植えや植込みの下草に最適で、晩秋から春まで長い期間咲き続けます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.4 スノードロップ

雪の雫のような美しい花「スノードロップ」5/12

スノードロップ

Leka Sergeeva/shutterstock.com

スノードロップは名前どおり、雪のしずくのような白い花が可憐。残雪の中から花芽を伸ばし、寒さの中で健気に花を咲かせる球根植物です。

繁殖力が強く、一度植えれば株が増えて群生するようになり、一面に白い花が咲く光景が楽しめます。

※参考価格:100円~150円前後(球根1球)

3. 冬のシェードガーデンを彩る!日陰と寒さに強い《常緑カラーリーフ》5選

3.1 ヒューケラ 

真冬でも鮮やかなカラーリーフ「ヒューケラ 」6/12

オレンジがかった銅色の葉を広げている、ヒューケラ

N.Stertz/shutterstock.com

豊富な葉色のバリエーションが魅力のヒューケラ。黄緑・オレンジ・赤・深い紫・メタリックなシルバーなど、ほかの植物にはないような色彩が特徴です。

冷え込むにつれて葉色が一段と鮮やかに映え、花が少なくなる季節に、庭を明るく華やかに演出してくれます。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

3.2 リリオペ(ヤブラン)

一年中色あせないシャープな葉が魅力の「リリオペ」7/12

葉の縁にクリーム色の斑が入った、リリオペの葉

simona pavan/shutterstock.com

リリオペは「ヤブラン」という別名もあり、古くから和風庭園の下草としてなじみ深い植物。シャープで細長い常緑の葉が密に茂り、夏の終わりに咲く紫の花が清楚な印象です。

葉に白や黄色の斑が入る品種は洋風にも合わせやすく、暗くなりがちな冬の日陰を明るく照らす効果があります。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3.3 フッキソウ 

濃い緑色の葉が茂る、縁起物のグランドカバー「フッキソウ 」8/12

白みがかった緑色の葉の縁にクリーム色の斑が入った、フッキソウの葉

iPlantsman/shutterstock.com

日本が原産地で、漢字で「富貴草」と書かれ、縁起のよい植物として知られるフッキソウ。つやつやとした濃い緑色の葉が、1年中密に茂ることが名前の由来です。

強健な性質で地をはうように広がり、日陰のグランドカバーとして古くから利用されています。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

3.4 ヘデラ 

丈夫でおしゃれなつる性植物「ヘデラ 」9/12

濃い緑色の葉の縁にクリーム色の斑が入った、ヘデラの葉

jamesptrharris/shutterstock.com

ヘデラは品種が豊富で、耐寒性・耐暑性ともに強く、丈夫で育てやすいツル性植物。壁面やフェンスをおおうグリーンカーテンや、寄せ植えのアクセントとして活躍します。

葉に白や黄色の模様が入る品種も多く、日陰の庭を明るく見せるのに効果的です。あまり広げたくない場合は、こまめに切り戻しながら育てましょう。

※参考価格:200円~800円前後(3号ポット苗)

3.5 ツルニチニチソウ

光沢のある葉が美しい「ツルニチニチソウ」10/12

明るい緑色の葉の縁にクリーム色の斑が入った、ツルニチニチソウの葉。青い花を咲かせている

agatchen/shutterstock.com

光沢のある常緑の葉が美しいツルニチニチソウ。日陰でも丈夫に育ち、春にかけて咲く青紫色の花が涼やかです。

ツルを長く伸ばしてほふくするように広がり、ほかの植物が生長しにくい日陰の斜面などでも、美しい景色を作ってくれます。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

4. 冬の日陰スペースで真価を発揮する寒さに強い植物

春や夏の庭とは異なり、冬は派手さよりも静けさの中の美しさが際立つ季節。日陰のスペースでは、控えめに咲く花や色彩豊かな葉が、その真価を発揮します。

耐寒性があり日陰でも元気に育つ植物を選べば、こまめなお手入れも必要ありません。これまであきらめかけていた冬の日陰スペースを、寒さに強い植物で個性豊かな空間にしてみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い11/12

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

6. こちらの記事もおすすめ!1鉢で玄関が華やか「寒さに強い花」で節約ガーデニング

12/12

紫やピンクなどボリューミーな花を咲かせている、ストック

Yui Yuize/shutterstock.com

【節約ガーデニング】1鉢置くだけで冬の玄関が華やか!晩秋~春ずっと咲く「寒さに強い花」5選

こちらの記事では、1鉢でも玄関が華やかになる、寒さに強い花を紹介しています。

晩秋~春までずっと開花するので春まで植え替えいらず。お金や時間をあまりかけられないけれど、寒い季節の玄関先も鮮やかな花で彩りたいという方におすすめです。