色とりどりの花々はもちろん魅力的ですが、年間を通して庭を支えてくれるのが、葉色の美しいカラーリーフたち。品種ごとに異なる葉の色や形、質感が、庭に彩りと奥行きをもたらします。

花よりも長い期間、美しい葉を茂らせる心強い存在。今回は筆者が実際に庭で育てて、「植えてよかった」と感じているカラーリーフを5種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、カラーリーフの魅力が活かせる植栽テクニックもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「植えてよかったカラーリーフ」にまつわるあれこれ

写真のシモツケ・ゴールドコインほか、植えてよかったカラーリーフを紹介します1/8

シモツケ・ゴールドコインの、ライムグリーンの葉

筆者撮影

  • 植えっぱなしOK!うちの庭に植えてよかった《カラーリーフ》5選
  • カラーリーフを活かす4つの植栽テクニック

2. 植えっぱなしOK!うちの庭に植えてよかった《カラーリーフ》5選

2.1 ギボウシ[落葉多年草]

日陰を美しく彩る「ギボウシ」2/8

葉の中心が緑、縁がクリーム色の、ギボウシの葉

筆者撮影

耐陰性があり、シェードガーデンには欠かせないギボウシ。うちの庭では、樹木やバラの株元や、隣家と接している日陰などに植えています。

病害虫に強く、特別な手入れもほとんど不要。数年経つと株が見違えるほど充実し、年々美しさが増していきます。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 セダム[常緑多年草]

ぷくぷくとした葉が愛らしく乾燥に強い「セダム」3/8

白みがかった緑色の小さな葉をつけている、セダム

筆者撮影

セダムは品種ごとに葉色や葉の形がさまざま。乾燥に強く、真夏に水切れを心配しなくてもよいため、筆者にとって負担軽減になるのがうれしいところです。

ぷくぷくした多肉質の葉は、秋になると紅葉するものもあり、季節の移ろいを葉色で教えてくれます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.3 ヒューケラ[常緑多年草]

日陰を彩るおしゃれな葉「ヒューケラ」4/8

白みがかったワインレッドの葉をもつ、ヒューケラ。白い小花が咲いている

筆者撮影

イエローやオレンジなど、ほかの品種にはないような葉色が魅力のヒューケラ。1株でも十分な存在感があり、常緑の葉が1年中楽しめます。

寒さに強いため、冬越しの心配もありません。春に咲く花の控えめなところも気に入っています。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

2.4 ユーパトリウム・チョコレート[落葉多年草]

シックな銅葉が美しい「ユーパトリウム・チョコレート」5/8

銅色の葉をつけ、白い花を咲かせている、ユーパトリウム・チョコレート

筆者撮影

ユーパトリウム・チョコレートは、深みのある銅葉がシックな雰囲気。秋に咲く白い花とチョコレート色の葉とのコントラストが美しく、筆者は毎年開花を楽しみにしています。

背丈が高くなるため、花壇の後方などに植えるのがおすすめです。

※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)

2.5 シモツケ・ゴールドフレーム[落葉低木]

葉色の変化が楽しめる「シモツケ・ゴールドフレーム」6/8

ライムグリーンの葉をもち、ピンクの花を咲かせている、シモツケ・ゴールドフレーム

筆者撮影

落葉低木で、輝くような明るい緑の葉を持つシモツケ・ゴールドフレーム。オレンジ色の新芽が、やがてライムグリーンへと変わり、葉色のグラデーションが鮮やかです。

初夏にかわいいピンク色の花が咲き、筆者の庭に彩りを添えてくれます。

※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)

3. カラーリーフを活かす4つの植栽テクニック

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オレンジ色の葉のヒューケラと、緑の葉の縁にクリーム色の斑が入ったギボウシの葉

Shebeko/shutterstock.com

3.1 コントラストを意識した配色

明るい葉色の隣にシックな葉色のカラーリーフを植えると、それぞれの色がお互いを引き立て合い、メリハリのある景観が生まれます。白やクリーム色の斑入り葉には、日陰を明るく見せる効果も。

色の明度と彩度を意識した植栽で、花のない時期も庭が華やかになります。

3.2 背丈と質感の違いを活かす

葉の形や質感の違う植物を取り入れると、庭に立体的な奥行きを演出できます。背の低いものから高いものまで、高低差を利用することで、実際よりも庭が広く感じられるでしょう。

また、光沢のある葉の隣にマットな質感の葉を植えると、光の反射の違いでコントラストが生まれ、洗練された印象になります。

3.3 リピートで流れを表現する

多種多様な色や形のカラーリーフを並べるだけでなく、同じ品種や葉色をリピートするのもひとつの方法。庭全体に統一感が生まれ、リズミカルな流れを表現できます。

リピート効果で視線が次のエリアへと誘導され、移り変わる庭の風景が自然につながります。

3.4 移動できる鉢植えも利用する

カラーリーフは地植えはもちろん、鉢植えで楽しむのもおすすめ。庭の主役である花々が咲き終わったあとは、鉢植えのカラーリーフを置いて、庭の差し色として利用できます。

夏の日差しや冬の霜といった、季節ごとの環境の変化に合わせて、置き場所を変えられるのも大きなメリットです。

4. 色とりどりのカラーリーフで花のない時期も華やかに

カラフルな葉色や美しい葉の形が魅力のカラーリーフ。花のように咲き終わる心配がなく、植えっぱなしでも庭に四季折々の彩りをもたらしてくれます。

色の違いでコントラストを際立てたり、同系色でまとめたりと、さまざまな工夫をこらして花の咲かない時期も庭を華やかにしてみませんか。

5. こちらの記事もおすすめ!うちの庭に「植えてよかった」秋・冬・早春の花をご紹介

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どれも秋植えで、植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせてくれる多年草ばかり。庭が寂しくなりがちな寒い季節に彩りが欲しいけれど、あまり手間はかけられない…という方におすすめです。