比較的温暖な地域に住む筆者の庭も、真冬になると雪が降ったり霜が降りたりします。そんなときに「植えてよかった」と実感しているのが、冬~春まで咲き続ける花や、寒い季節にこそ存在感を増す常緑のカラーリーフたち。

殺風景になりがちな冬の庭を、いきいきとした癒やしの空間に変えてくれる心強い存在です。

今回は園芸歴30年の筆者が実際に育てた経験をもとに、冬~春ずっと咲く花を4種と、冬も色あせない常緑カラーリーフを5種、実際に育てている植物の写真や参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する「植えてよかった冬~春の花&常緑カラーリーフ」にまつわるあれこれ

写真のセダムほか、うちの庭で撮影した「植えてよかった」植物たちを紹介します1/12

明るい緑色の葉のセダム。針状の葉や丸い葉など形は様々

筆者撮影

  • 寒さに強くて「植えてよかった」冬~春ずっと咲く花4選
  • 寒さに強くて「植えてよかった」冬も色あせない常緑カラーリーフ5選

※この記事では、筆者が自宅の庭で実際に育てている植物を紹介します。開花時期や育てやすさは、お住まいの地域や育てている環境、品種等によって異なりますので、ご注意ください。

2. 寒さに強くて「植えてよかった」冬~春ずっと咲く花4選

2.1 クリスマスローズ

上品でシックな日陰に強い花「クリスマスローズ」2/12

ワインレッドの花を咲かせている、クリスマスローズ

筆者撮影

上品でシックな花姿が魅力のクリスマスローズ。花色が豊富で、一重や八重などさまざまな品種があり、筆者の冬の庭では主役級の花です。

開花した花は春までそのままの姿で残り、落ちた種から新たに発芽して、年々株数が増えています。

※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)

2.2 スイセン

清々しい香りの清楚な花「スイセン」3/12

中央が黄色、花びらが白の、スイセンの花

筆者撮影

スイセンは日本の在来種であるニホンスイセンから、ラッパ水仙、房咲きスイセンなど多種多様。植えっぱなしで手間いらずな点も、筆者にとっては魅力のひとつです。

スッと立ち上がった葉の間から清楚な花が咲き、花からは清々しい香りも漂います。

※参考価格:100円~400円前後(球根1球)

2.3 ストック

庭でも切り花でも楽しめる甘い香りの花「ストック」4/12

ピンクの花を咲かせている、ストック

筆者撮影

ボリューム感のある花穂から、甘い芳香が漂うストック。花色は白・ピンク・赤・紫など、パステルカラーが豊富です。

花茎が長く伸びるため、切り花にも最適。筆者は庭だけでなく、花瓶に飾って、室内でもその優雅な花と香りを楽しんでいます。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2.4 ガーデンシクラメン

コンパクトでナチュラルな花姿「ガーデンシクラメン」5/12

濃いピンク色の花を咲かせている、ガーデンシクラメン

筆者撮影

ガーデンシクラメンは寒さに強く、雪や霜にも負けずに冬~春まで長い期間開花。鉢花のシクラメンよりひと回り小さく、ナチュラルな花姿が筆者のお気に入りポイントです。

背丈が低くコンパクトにまとまるため、庭植えのほかに寄せ植えでも重宝します。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3. 寒さに強くて「植えてよかった」冬も色あせない常緑カラーリーフ5選

3.1 セダム

手間いらずの育てやすさが魅力のグランドカバー「セダム」6/12

丸みをおびた明るい緑色の葉の縁に白い斑が入っている、セダム

筆者撮影

品種によって葉の色や形が大きく異なり、マット状に地面をおおうセダム。ライムグリーン・黄色・青みがかった緑など葉色が豊富で、冬の寒さに当たると赤く色づく品種も。

筆者が植えてよかったと感じるのは、放置できる安心感です。真冬の寒さや真夏の暑さにも耐え、手間いらずで育てられます。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3.2 リリオペ (ヤブラン)

日陰の庭を彩る丈夫なカラーリーフ「リリオペ」7/12

緑の葉の縁に白い斑が入った、リリオペの葉

筆者撮影

リリオペは長くシャープな葉を密に茂らせ、日当たりの悪い場所でも元気に生育。我が家の庭には白い斑入り品種があり、日陰の庭を明るく彩り、立体感を演出してくれます。

耐暑性・耐寒性ともに優れ、病害虫もほとんどない、極めて丈夫な植物です。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

3.3 アジュガ

雑草を防いでくれるグランドカバー「アジュガ」8/12

緑色と銅色の葉を広げている、アジュガ

筆者撮影

地面をはうようにランナーを伸ばして広がるアジュガ。濃い緑やチョコレート色・銅葉・ピンクや白の斑入りなど葉のカラーバリエーションが豊富です。

冬は土が目立つ我が家の庭で、カーペットのように広がって雑草が生えるのを防いでくれます。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

3.4 ツリージャーマンダー

冬の日差しで輝くシルバーリーフ「ツリージャーマンダー」9/12

小ぶりな葉に白い毛が密生している、ツリージャーマンダー

筆者撮影

ツリージャーマンダーは葉や茎に白く細かな毛が生えているのが特徴。冬の日差しの中でシルバーリーフがキラキラと輝き、筆者にとっては冬の庭の「光」のような存在です。

春~初夏にかけて紫の花が咲き、シルバーリーフとのコントラストも楽しめます。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

3.5 ヒューケラ

冬の寒さで色濃くなるカラーリーフ「ヒューケラ」 10/12

黄色や緑の葉を広げている、ヒューケラ

筆者撮影

花にも負けないようなカラフルな葉色がそろっているヒューケラ。葉はロゼット状に広がり、初夏に咲く控えめな花も筆者のお気に入りです。

耐寒性が高く、冬の寒さに当たるとより濃い葉色になって、庭を華やかに彩ります。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

4. 冬~春まで咲く花や常緑カラーリーフで冬の庭をカラフルに

厳しい寒さが続く冬は、庭やベランダから色や活気が失われてしまいます。「冬でも華やかな彩りを楽しみたい」というのは、ガーデナー共通の願いかもしれません。

そんな冬の悩みを解決してくれるのが、筆者が「植えてよかった」と思っている植物たち。冬~春まで咲く花や常緑カラーリーフで、冬の庭を明るくカラフルに彩ってみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い11/12

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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croquette/shutterstock.com

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