4. 【年金生活者支援給付金】請求書はいつまでに届けたらいい?間に合わなかったら?
9月より順次、新たな対象者に「年金生活者支援給付金請求書(ハガキ)」が送付されています。
日本年金機構では「年金生活者支援給付金請求書(ハガキ)」に記載されている提出期限までに届くよう、提出するように注意しています。
ただし、提出期限までに請求書が届くよう提出できなかった場合でも、手続きをすることはできます。
一点注意したいのが、令和8年1月5日までに請求書が届かなかった場合、「令和7年10月分から令和8年1月分の年金生活者支援給付金」は受け取れず、「請求した月の翌月分」からの支払いになるとのことです。
令和8年1月5日までに届くように、早めの手続きが重要でしょう。
5. 【公的年金】「国民年金と厚生年金」平均年金月額はいくら?
ここからは、厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータから、国民年金と厚生年金の平均年金月額を、男女全体・男女別に見ていきましょう。
5.1 「厚生年金+国民年金」平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
5.2 「国民年金のみ」平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
会社員などが受け取る厚生年金(国民年金部分を含む)の受給額は、現役時代の働き方、厚生年金の加入月数とその期間の収入などより、大きな個人差が生じます。
そのため、平均年金月額が2万円未満の人から25万円超の人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばりが見られるのです。
ずっと自営業だった人などで国民年金のみを受給する場合、男女ともに平均年金月額は5万円台です。
満額受給できた場合でも、月額6万9308円(2025年度)。
国民年金のみを受給する場合、厚生年金ほどの個人差はありませんが、老後資金を手厚く準備していく必要がありそうです。