5. 【定額減税補足給付金(不足額給付)】注意点と確認方法
定額減税と補足給付金は、納税者本人とその扶養家族が対象となります。自分が対象かどうかは、以下の書類で確認できます。
- 給与所得者の場合: 勤務先から受け取る給与明細や源泉徴収票で、所得税の減税額が記載されているか確認できます。
- 自営業者や年金受給者の場合: 住民税課税決定通知書で、住民税の減税額を確認できます。
もし通知書や給与明細に記載がなかったり、不明な点がある場合は、勤務先の担当者や、お住まいの自治体の窓口、または専用のコールセンターに問い合わせるのが最も確実です。
また、給付金を装った詐欺にも注意が必要です。自治体が電話でATMの操作を指示したり、振込先口座情報を聞いたりすることはありません。
不審な連絡があった場合は、すぐに電話を切り、最寄りの区役所などの機関か警察に相談しましょう。
6. まとめにかえて
定額減税補足給付金は、減税しきれない人に現金で不足分を補う制度です。
最大4万円が給付される仕組みですが、対象は限られており、各自治体での案内や手続きが必要となります。
自分が対象になるかどうかを確認し、通知や案内が届いたら期限内に対応することが、確実に給付を受けるための第一歩です。
参考資料
- 国税庁「定額減税について」
- 国税庁「定額減税と確定申告」
- 内閣官房「定額減税しきれないと見込まれた方等への追加の給付金(「調整給付金(不足額給付)」)のご案内
- 大阪市「定額減税補足給付金(不足額給付)」
和田 直子