寒冷地で楽しむ!秋植え球根植物の「植え方&育て方」4つのコツ

寒冷地での秋植え球根植物の植え方と育て方のコツをお伝えします

土に球根を植える様子

La Huertina De Toni/shutterstock.com

早めに植える

 秋植え球根は一般的に10~11月頃が植え付け適期とされています。しかし寒冷地では、11月になると霜が降りたり雪が降ったりするため、少し早めの9~10月頃が植え付け適期です。

気温が下がり始めてから、木々が紅葉するまでの間に植え付けを行いましょう。

水はけのよい場所に植える

 球根は湿気に弱く、雨の後にいつも水たまりができるような水はけの悪い場所では腐ってしまいます。植えっぱなしで育てるためには、水がたまりにくい場所に、水はけのよい土を混ぜ込んでから植え付けましょう。

深めに植える

植物にもよりますが、球根を植える深さは球根自体の高さの2~3倍が適しています。

寒冷地では浅い場所に植えると球根が凍って発芽しなくなるため、深めに植えておきましょう。植え付け後にマルチングをしておくと、より安心です。 

夏は直射日光が当たりすぎないように注意する

今回ご紹介した球根植物は、どれも日当たりのよい場所を好みます。しかし、夏の休眠期に地温が上がりすぎると球根が傷んでしまうため、落葉樹の根元のような、夏は日陰で冬は日が当たる場所が理想です。

庭に落葉樹がない場合は、冬に休眠する宿根草と組み合わせて植えたり、夏に球根の上にマルチングを敷いたりするなど、地温が上がりすぎないように工夫してみましょう。

また、夏の休眠期に球根の場所がわからなくなるのを防ぐため、目印をつけておくといいですよ。

まとめにかえて

寒冷地でも植えっぱなしで毎年花が咲く、秋植え球根植物を7つご紹介しました。植えてみたい植物はありましたか?

球根植物は比較的成長がゆっくりで、ほったらかしでも勢いよく広がることが少ないため、ゆったりと春の訪れを楽しめます。

この秋は植えっぱなしにできる球根植物を植えて、雪解けがもっと楽しみになるお庭をつくりましょう。

鈴森 真樹