2. 大企業と中小企業、みんなの平均《年収と貯蓄》をみてみよう

今回は、総務省の「2024年(令和6年)家計調査/ 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表(8-7表)」で「平均年収と平均貯蓄額」を紹介します。

【規模別】平均年収および貯蓄

【規模別】平均年収および貯蓄

出所:総務省「2024年(令和6年)家計調査/ 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表(8-7表)」を参考にLIMO編集部作成

2.1 従業員規模別の平均年収一覧表

  • 1~9人:630万円
  • 10~29人:672万円
  • 30~99人:712万円
  • 100~299人:772万円
  • 300~499人:844万円
  • 500~999人:788万円
  • 1000人以上:928万円

大企業と定義される1000人以上の企業では900万円以上という結果でした。また、規模が大きくなればなるほど、おおむね平均年収も高くなっていることがわかります。

2.2 従業員規模別の平均貯蓄額一覧表

  • 1~9人:1257万円
  • 10~29人:1082万円
  • 30~99人:1215万円
  • 100~299人:1462万円
  • 300~499人:1331万円
  • 500~999人:1563万円
  • 1000人以上:2064万円

大企業の平均貯蓄額は2000万円を超えており、最も多い結果となりました。企業規模による年収の差が、貯蓄額の差にも影響している可能性は考えられます。

一方で、中小企業では年収と貯蓄額が必ずしも比例するわけではないという傾向も見られます。年収が高い・低いにかかわらず、日々の家計管理と計画的な貯蓄が大切です。