2. 中間管理職が抱えるリアルな悩みとは?
中間管理職はどのような悩みを抱えているのでしょうか。
ミイダス株式会社が実施したアンケートによると、中間管理職の悩み上位3つは以下の通りです。
2.1 中間管理職の悩み上位3つ
- 1位:部下と経営層の間で板挟みになる
- 2位:マネジメント業務が膨大で対応しきれない
- 3位:部下への指導方法や伝え方が分からない
部下と経営者との間で「板挟み」となる悩みを抱える中間管理職が多くなっています。
なかには人間関係を気にして、経営者が求めていることをそのまま部下に伝えられない・部下が思っていることをそのまま経営者に伝えられない中間管理職もいるでしょう。
また、現代はハラスメントとならないようにケアする必要もあるため、特に中間管理職としての立ち回りは難しいのかもしれません。
3. 業界によっても平均年収は変わる!
ここまで中間管理職の役職別に平均賃金を確認しましたが、年収は勤める業界によっても変わります。
帝国データバンクの「上場企業の平均年間給与動向調査(2024年度決算)」によると、2024年度の上場企業の平均年収は671万1000円でしたが、業界によって平均年収は大きく異なります。
例えば、もっとも平均年収が高い海運業の平均年収は1052万円です。
次に、証券・商品先物取引業の平均年収は935万円となっています。そのあとに、保険業・鉱業とつづきます。
そのため、年収を上げたい人は、役職をあげるだけでなく稼げる業界への転職を検討してみてもよいかもしれません。