責任と実務をどちらも抱えることになる「中間管理職」。
最近は、中間管理職に昇進することを避ける若者もいるようです。
では、そんな中間管理職の賃金はいくらなのでしょうか。
本記事では、中間管理職である「部長・課長・係長」の役職別平均賃金をご紹介します。
また、中間管理職のリアルな悩み「上位3つ」も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 【中間管理職の賃金はいくら?】部長・課長・係長の平均賃金をチェック!
ではさっそく、中間管理職の賃金を役職別に確認しましょう。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 役職別」によると、部長級・課長級・係長級の平均賃金は以下の通りです。
なお、ここでいう賃金とは調査実施年6月分の所定内給与額の平均額であり、賞与などは含みません。
1.1 【男女別】部長級・課長級・係長級の平均賃金
【男性の役職別平均賃金】
- 部長級:63万6400円
- 課長級:52万2400円
- 係長級:39万6300円
【女性の役職別平均賃金】
- 部長級:54万9900円
- 課長級:45万8100円
- 係長級:35万4000円
同じ中間管理職でも、役職が上がるほど平均賃金は上がります。
男性の係長級と部長級とでは、平均賃金の差は20万円以上です。
また、同じ役職でも男女によって金額が異なっています。
女性の部長級は、男性の部長級よりも9万円ほど平均賃金が低いです。