4. 【国民健康保険料】都道府県別の保険料計算方法
都道府県別に保険料の計算方法を見ると次の通りです。北海道や東北、四国地方で資産割(4方式)を採用する市町村が多くなっています。
国民健康保険料の地域格差解消などを目的に、資産割を採用する市町村は減少傾向にあります。しかし、国民健康保険の財政状況や負担の増える住民への配慮などから、すぐに保険料計算方法を変えるのは難しいでしょう。
5. まとめにかえて
国民健康保険料は、市区町村によって保険料の計算方法や保険料率などが異なります。また4方式の自治体では、固定資産税額が大きいと保険料が高くなる傾向です。
特に、収入が少ないのに高額の土地や建物を所有している場合、資産割で経済的な負担を感じるかもしれません。
しかし、保険料を下げるために、すぐに固定資産を売却する、保険料の安い自治体へ引っ越す、などは難しいでしょう。
引越し費用がかかるなど、デメリットも考えられます。まずは、自分の支払っている保険料の仕組みを理解した上で、時間をかけて対応を検討してみましょう。
参考資料
西岡 秀泰