コマツと日立建機が揃って急落! 日経平均株価は小反発

【東京株式市場】 2019年1月29日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小反発、FOMCなどイベント控えて薄商い続く

2019年1月29日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,664円(+15円、+0.1%) 小反発
  • TOPIX 1,557.0(+1.5、+0.1%) 小反発
  • 東証マザーズ総合指数 961.1(+11.5、+1.2%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,143、値下がり銘柄数:894、変わらず:89
  • 値上がり業種数:19、値下がり業種数:14
  • 昨年来高値更新銘柄数:4、昨年来安値更新銘柄数:19

東証1部の出来高は11億8,229万株、売買代金は2兆1,157億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。今週は米国FOMC(29~30日)を始めとしたイベントが重なるため、それを前に売買を手控える投資家が多く見られ、低調な商いが続いています。売買代金は前日より増えたものの、2兆円をわずかに上回る程度に止まりました。

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そのような中、日経平均株価も方向感を欠いた展開となりました。決算発表を受けた米国株安などにより、寄り付きから安く推移し、前場の半ばには一時▲243円安まで売られる場面がありました。しかし、そこから徐々に切り返し、後場の終盤には一時+24円高のプラス圏へ浮上。結局、わずかながら上昇の小反発で引けました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなって小反発となりました。

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東証マザーズ総合指数は反発、売買代金は再び1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は6,520万株、売買代金1,208億円となり、いずれも前日より増加しました。引き続き個人投資家の物色意欲に改善の兆しが見られ、売買代金は再び1,000億円を上回りました。

また、主力株に買い戻しが入った結果、総合指数も反発して引けています。依然として着々と900ポイントを固めつつありますが、今後は個人投資家の物色意欲のさらなる回復が焦点になると思われます。

コマツと日立建機が揃って急落、トレンドマイクロは一時▲10%超安の暴落

個別銘柄では、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)や良品計画(7453)など主力小売株の一角が大幅上昇となり、キッコーマン(2801)やアサヒグループホールディングス(2502)など食品株も大幅高となりました。

また、医薬品株も総じて値を上げ、テルモ(4543)、塩野義製薬(4507)、中外製薬(4519)などが大幅上昇となっています。

その他では、任天堂(7974)やソフトバンクグループ(9984)が大幅上昇となり、前日に大きく売られた清水建設(1803)などゼネコン株も小反発となりました。

一方、米国キャタピラー社の厳しい決算内容を受ける形で、コマツ(6301)と日立建機(6305)が揃って一時▲6%安に迫る急落となり、ファナック(6954)や安川電機(6506)など他の機械株も軒並み大幅安となりました。

また、前日に通期業績見通しの下方修正を発表したトレンドマイクロ(4704)が一時▲10%超安の暴落となっています。

さらに、ハイテク株も総じて下落し、アドバンテスト(6857)が一時▲8%安に迫る急落となり、ルネサスエレクトロニクス(6723)も一時▲6%超安の急落となっています。

その他では、東京株式市場における連日の薄商いを懸念して証券株が売られ、野村ホールディングス(8604)と大和証券グループ本社(8601)がともに大幅安だったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、前日に業績下方修正を発表したサンバイオ(4592)が大幅上昇となり、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)も爆騰となりました。一方、CYBERDYNE(7779)が大幅続落となり、ユーザベース(3966)も続落で引けています。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。