4. 「未支給年金」の請求方法は?
年金を受ける権利は、権利が発生してから5年を経過すると消滅します。したがって、請求権が消滅しない5年以内に手続きをおこなう必要があります。
未支給年金の請求手続きには、請求書の提出に加え、相続手続きに関連した書類を揃える必要があります。準備ができたら年金事務所等に提出して手続きを行いましょう。
【必要書類の一例】
- 未支給年金請求書
- 被相続人の年金証書
- 被相続人の住民票除票
- 戸籍謄(抄)本など、請求者と被相続人の続柄が確認できる書類(※)
- 請求者の世帯全員の住民票の写し
- 振込先の通帳(コピー可) 等
※請求する方が配偶者または遺族年金を請求する子の場合、マイナンバーを記入することで戸籍謄本の添付を省略できる
※戸籍謄本は亡くなった日より後に交付されたもの
必要書類は提出先によって異なる場合があるので、事前に確認することをおすすめします。詳しくはねんきんダイヤルまたは年金事務所にお問い合わせください。
請求書を提出してから決定の通知が送られてくるまで、およそ3~4カ月かかります。
支給が決定したら、日本年金機構から「未支給年金決定通知書」が送付されます。受け取れる未支給年金額の記載があるので、確認しておきましょう。
実際に未支給年金を受け取ることができるのは、通知書が発送されてから、さらに50日程度かかります。