1.3 【老齢年金生活者支援給付金】保険料納付済期間等に応じた「給付金額例」を確認
老齢年金生活者支援給付金は、先に示した基準額をもとに、保険料の納付期間などに応じて支給額が算出されます。
では、厚生労働省が公表している金額例を確認してみましょう。※以下はすべて月額ベースの金額です。
保険料納付済期間が480月で全額免除期間が0月の給付額例
- 給付金額：5450円
- 老齢基礎年金額：6万9308円
- 合計額：7万4758円
保険料納付済期間が240月で全額免除期間が0月の給付額例
- 給付金額：2725円
- 老齢基礎年金額：3万4654円
- 合計額：3万7379円
保険料納付済期間が360月で全額免除期間が120月の給付額例
- 給付金額：6976円
- 老齢基礎年金額：6万644円
- 合計額：6万7620円
保険料納付済期間が240月で全額免除期間が240月の給付額例
- 給付金額：8501円
- 老齢基礎年金額：5万1981円
- 合計額：6万482円
保険料を240か月すべて納付し、免除期間がない場合の給付額は月額3万7379円となります。
これに対し、240か月すべて免除となっているケースでは、月額6万482円が支給されます。
このことからも分かるように、保険料を未納のままにせず、全額免除などの制度が利用できないか確認・相談することが重要です。
また、「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、2024年3月時点での平均給付月額は、老齢年金生活者支援給付金が4014円、障害年金生活者支援給付金が5555円、遺族年金生活者支援給付金が5057円となっています。
※2024年3月において認定されている平均給付金額です。
