9月に入っても猛暑が続いていますが、もう新しい年を迎えるまであと3カ月ちょっととなりました。
2025年の始まりに「貯金」を目標に掲げた人もいるでしょう。お金は貯まりましたか?
物価高だから思うように貯金に回せなかった…という人は少なくないかもしれません。
しかし、老後のために、あるいは万が一の大きな支出のために、お金は貯めておきたいものです。
本記事では「お金が貯まらない人」に共通する6つの「NG」特徴をご紹介します。
20歳代~70歳代の貯蓄額データ(単身世帯・二人以上世帯)をご紹介していますので、「同年代のみんなの貯蓄額はどれくらいかな?」と参考までにご覧ください。
1. 【20歳代~70歳代】みんなはどれくらい貯蓄してる?平均貯蓄額をチェック
同年代のみんなは、どのくらい貯蓄しているのでしょうか。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が実施した「家計の金融行動に関する世論調査」から、20歳代から70歳代までの年代別の貯蓄額(金融資産の保有額)を見ていきます。
※本調査での貯蓄額には、普段の入出金や引き落としに備えた普通預金の残高は含まれていません。
※本調査での貯蓄額には、将来のために備えている預貯金のほか、投資信託、株式、債券、金銭信託、個人年金保険、生命保険、損害保険などが含まれています。
1.1 【単身世帯】「貯蓄額(平均値・中央値)」と「金融資産保有額ごとの世帯割合」を確認
まずは、単身世帯・20歳代から70歳代の平均貯蓄額について確認していきましょう。
【単身世帯・20歳代〜70歳代】貯蓄額の平均値・中央値
- 20歳代:平均値161万円・中央値15万円
- 30歳代:平均値459万円・中央値90万円
- 40歳代:平均値883万円・中央値85万円
- 50歳代:平均値1087万円・中央値30万円
- 60歳代:平均値1679万円・中央値350万円
- 70歳代:平均値1634万円・中央値475万円
「表1」に示されているように、40歳代までの平均貯蓄額は1000万円に届きませんが、老後を意識する人が増える50歳代では平均1087万円となり、1000万円台に乗ります。
ただし、中央値はわずか30万円にとどまり、実際の貯蓄状況には大きな開きがあります。
階層別で見ると、50歳代で3000万円以上を蓄えている世帯が11.2%ある一方で、貯蓄が全くない「貯蓄ゼロ」の世帯も40.2%と高い割合を占めています。
また、20〜70歳代までの全世代の中で、「貯蓄ゼロ」の割合が最も高いのは50歳代という結果でした。