たとえば、簡単なことではありますが、コンビニには寄らないとか、コーヒーは1日1杯にしてみるとか、そういうことでいいのです。自分の中でもなんとなく、「無駄遣いしているかも」と思い当たるような生活習慣ってありますよね。これを1つずつやめていくといいでしょう。もしくは、何かもっとお金がかからない習慣に置き換えてみるだけでも変わりますよ。
 
そうして「節約できるような生活習慣」に切り替えていくことが大事です。わかりやすい例で言えば、外食が多い生活から、中食や自炊が多い生活に切り替えるという感じですね。急にそこまでのことをやるのは大変なので、もっと自分のできることから始めるということでもいいでしょう。
 
また、お金を貯めることや節約すること自体をルーティン化するのもいいですね。500円玉を見つけたら貯金箱に入れるとか、毎日寝る前にお財布の中身をチェックするなどのちょっとした習慣であっても、お金のことを意識するいい機会になるでしょう。

計画通りにいかなくてもリカバリーする方法を用意しておく

完璧主義な人に多いのですが、少しでも計画通りにいかないとすぐにやめてしまう人っていますよね。気持ちはよくわかりますが、貯金はもっと長い目で見ていかなくてはならない、人生の一大プロジェクトだと思ってください。

そこで、たとえば、計画通りに貯金が進まなかったとしても、うまくリカバリーできる方法をあらかじめ用意しておくのはどうでしょうか。学生のとき、夏休みの勉強計画表を作ったことはありませんか。そのときに、予備日を設けていた人も少なくないと思います。

予備日というのは、計画通りに進められずに宿題が溜まってきたときにリカバリーするために設けておくものですよね。貯金も同じこと。使いすぎたら次の週、そのまた次の週でうまく取り返していけばいいのです。そのメリハリを意識しながら、貯金計画と向き合っていきましょう。

まとめ

いかがでしたか。貯金には本当にうまくいかないことがたくさんあります。途中で心がくじけそうになることも多いと思います。そんな中でも、ちょっとずつ積み上げていかなければならないもの。ですから、マイペースに、自分ができる範囲で、少しずつでもいいので積み上げていきましょう。

大塚 ちえ