2. 無理なく老後資金を準備したい!賢いお金の貯め方 3選
将来に備えて少しずつでもお金を貯めたいと考えていても、「どんな方法で貯めればいいのか」「最初に取り組むべきことは何か」と迷う方もいるでしょう。
そこで本章では、「無理なく取り組める賢い貯蓄法3選」を紹介します。
預貯金・NISA・iDeCoの特徴を理解し、自分に合った方法を見つけていきましょう。
2.1 方法1.預貯金:元本保証で安心!生活防衛資金の準備が第一歩
まず最初に、「お金を守る」ための基本的な手段が銀行預金や郵便貯金といった「預貯金」です。
預貯金は元本が保証されているため、急な出費や予期せぬ事態に備える生活防衛資金として適しています。
一般的には、生活費の3〜6カ月分を確保しておくと安心とされています。
最近では、一部のネット銀行で普通預金金利が上昇しており、少額でも利息がつくケースが増えてきました。
また、「使う口座」と「貯める口座」を分けることで、うっかり使ってしまうのを防げる点も利点です。
ただし、現在のようにインフレ率(物価上昇率)が預金金利を上回る状況では、預貯金だけでは実質的に資産が目減りしてしまう可能性があります。
そのため、次に紹介する「NISA」や「iDeCo」などを組み合わせて、お金を増やす工夫を取り入れていくことが望ましいでしょう。