【来月10月15日は年金支給日】厚生年金＋国民年金「月額20万円以上受給している人」はどのくらいいる？《平均寿命》男女差は？「年金振込通知書」の必ず確認したい項目8つ

3. シニアが受け取っている「国民年金と厚生年金」の平均受給額はいくら？

厚生労働省年金局が公表した「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金と国民年金の平均的な年金月額を確認していきます。

厚生年金・国民年金の平均年金月額（2023年度末現在）

（国民年金部分を含む）

※ここでは、会社員など民間の事業所で雇用されていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」の年金月額を紹介しています。

国民年金は、全国で一律の保険料が設定されているため、支給額に大きな差が出にくく、平均受給額は男女ともに月5万円台にとどまっています。

参考までに、2025年度の国民年金満額（1人分）は月6万9308円とされています。

この水準から考えると、国民年金のみで年間240万円（月20万円超）を受け取るのは現実的に難しいといえます。

一方、厚生年金は国民年金に上乗せして支給される仕組みであり、加入期間や現役時代の収入額に応じて保険料・受給額が変動するため、人によって大きな差が生じるのが特徴です。

では実際に、「月20万円以上」の年金を受給している人は、どのくらいいるのでしょうか。