2. 標準的な夫婦世帯に「約46万5000円」が支給される根拠

公的年金は「偶数月の15日()」に支給されます。

そのため、次回の支給日である10月は、8月分と9月分の年金がまとめて振り込まれることになります。

厚生労働省が示している2025年度の年金額の例は、以下のとおりです。

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。

令和7(2025)年度の年金額の例

令和7年度の年金額の例

出所:日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」

  • 国民年金(老齢基礎年金):6万9308円(1人分※1
  • 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分※2

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額6万9108円
※2 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

夫婦2人分の厚生年金額は月23万2784円であり、これが2カ月分まとめて支給されるため、振込額は「46万5568円」となります。

これが「約46万5000円」とされる根拠です。

では、この「標準的」という表現はどのような条件を指すのでしょうか。

次に、標準的な年金を受け取れる夫婦世帯の条件について確認していきましょう。