秋も深まり、決算発表や年末調整の話題が増えてくる10月。

多くのビジネスパーソンにとって、自分の給与や年収を改めて意識する時期ではないでしょうか。

物価や税負担の上昇が続く中、「平均的なサラリーマンの年収はいくらなのか」「自分の収入はどのくらいの位置にあるのか」と気になる方も多いはずです。

国税庁が毎年公表している「民間給与実態統計調査」では、年代別・性別・業種別の平均年収が明らかにされています。このデータから、働く世代のリアルな収入事情が見えてきます。

本記事では、国税庁が発表している調査資料をもとに、民間企業に勤める給与所得者の男性の平均年収について詳しく見ていきます。

1. 【世代別の平均年収を確認】日本人男性の平均年収は「587万円」

国税庁が公表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」をもとに、日本全体の平均年収に加え、20歳代から50歳代までの年代別に平均年収の推移を見ていきましょう。