2026年がはじまりました。新たな一年のはじまりを迎え、今年の目標を立てる方もいるでしょう。

物価高が続いた昨年。一方で日経平均株価5万円超や金価格の高騰などのニュースも特徴的でした。

少子高齢化の日本では「老後に向けて現役時代からどうお金を備えるか」が大切です。年が明けたいま、具体的な今年の貯蓄目標を考えましょう。

今回は最新の60歳代&70歳代シニアの平均貯蓄額をご紹介します。また、平均的なシニアの年金月額も確認しながら、老後資金準備を考えましょう。

1. 最新【平均貯蓄額】60歳代&70歳代「おひとりさま」は貯蓄をいくら貯めているのか

まずは2025年12月18日に公表された金融経済教育推進機構「2025年家計の金融行動に関する世論調査」を参考に、最新の現代シニアの貯蓄額の平均と中央値、金額ごとの割合も確認しましょう。単身世帯からみていきます。

1.1 60代・単身世帯の貯蓄額

  • 金融資産非保有:30.4%
  • 100万円未満:9.1%
  • 100~200万円未満:4.3%
  • 200~300万円未満:2.4%
  • 300~400万円未満:4.5%
  • 400~500万円未満:3.1%
  • 500~700万円未満:6.0%
  • 700~1000万円未満:4.8%
  • 1000~1500万円未満:8.1%
  • 1500~2000万円未満:4.1%
  • 2000~3000万円未満:5.5%
  • 3000万円以上:15.6%
  • 無回答:2.2%
  • 平均:1364万円
  • 中央値:300万円

60歳代単身世帯の平均は1364万円、中央値は300万円でした。

平均と中央値で約1000万円の差があり、分布を見てもさまざまな金額にわかれているとわかるでしょう。

1.2 70代・単身世帯貯蓄額

  • 金融資産非保有:20.4%
  • 100万円未満:7.1%
  • 100~200万円未満:8.1%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:3.7%
  • 400~500万円未満:3.5%
  • 500~700万円未満:6.9%
  • 700~1000万円未満:6.4%
  • 1000~1500万円未満:7.3%
  • 1500~2000万円未満:5.8%
  • 2000~3000万円未満:7.9%
  • 3000万円以上:17.5%
  • 無回答:1.2%
  • 平均:1489万円
  • 中央値:500万円

70歳代の場合、平均は1500万円近く、中央値は500万円でした。

おひとりさまは基本的に自身で老後資金を築く必要がありますから、早くから老後のための対策を考えたいですね。

2. 最新【平均貯蓄額】60歳代&70歳代「二人以上の世帯」は貯蓄をいくら貯めているのか

次に二人以上世帯についてみていきましょう。

2.1 60代・二人以上世帯貯蓄額

  • 金融資産非保有:12.8%
  • 100万円未満:4.7%
  • 100~200万円未満:3.9%
  • 200~300万円未満:3.0%
  • 300~400万円未満:2.8%
  • 400~500万円未満:1.8%
  • 500~700万円未満:6.2%
  • 700~1000万円未満:6.3%
  • 1000~1500万円未満:8.9%
  • 1500~2000万円未満:8.0%
  • 2000~3000万円未満:12.4%
  • 3000万円以上:27.2%
  • 無回答:2.0%
  • 平均:2683万円
  • 中央値:1400万円

二人以上の平均貯蓄額は2500万円を超え、中央値も1400万円となりました。貯蓄ゼロの世帯もありますが、一方で3000万円以上の世帯が27.2%となっています。

2.2 70代・二人以上世帯貯蓄額

  • 金融資産非保有:10.9%
  • 100万円未満:4.5%
  • 100~200万円未満:5.1%
  • 200~300万円未満:3.7%
  • 300~400万円未満:3.9%
  • 400~500万円未満:2.9%
  • 500~700万円未満:6.4%
  • 700~1000万円未満:6.7%
  • 1000~1500万円未満:11.1%
  • 1500~2000万円未満:6.7%
  • 2000~3000万円未満:12.3%
  • 3000万円以上:25.2%
  • 無回答:0.6%
  • 平均:2416万円
  • 中央値:1178万円

70歳代も平均は2500万円近くとなり、中央値は1000万円を超えました。

では、老後生活の柱である平均年金月額はいくらでしょうか。

3. 【最新】厚生年金と国民年金の平均年金月額はいくらか

こちらも12月に公表された厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、平均的な年金月額は以下の通り。

3.1 厚生年金の平均年金月額

  • 〈全体〉平均年金月額:15万289円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円

※国民年金の金額を含む

厚生年金の平均月額は15万円台。昨年までは14万円台でしたから、平均額が上がっています。

これには物価上昇などの影響により、毎年度改定される年金額が上がっているためと考えられます。しかし、老齢年金の年金額改定はマクロ経済スライドの調整が入り、実質的に目減りとなっています。年金以外で物価高に対応を考える必要があります。

3.2 国民年金の平均年金月額

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

国民年金は男性は平均が6万円を超えますが、全体平均は5万円台でした。

実際には現役時代の加入状況により、老後の年金受給額は個人差が大きいです。24時間365日利用できるねんきんネットで、自身の年金見込み額を確認してみるといいでしょう。

4. 老後までいくら貯める?2026年の貯蓄目標を立てよう

物価高による日々の生活への影響はありますが、一方で日本では老後資金を自分で用意する必要性が増しています。

物価高も続いて久しいため、さまざまな方法で老後資金を貯める方法を考えてみましょう。

節約で最も効果的なのは固定費の見直し。プランの確認や検討は時間もかかりますが、新年のいまはじめてみるといいでしょう。

また、貯蓄の一部で資産運用をするのも一つです。新NISAやiDeCoといった制度に興味を抱く方もいるでしょう。

資産運用には元本割れのリスクがあります。

一方で、貯蓄を効率よくできる可能性もありますし、資産価格が上がることで自身の資産は増えます。

「よくわからない」「怖いから現状維持でいい」という方も少なくありませんが、資産運用は貯蓄方法の選択肢の一つとして、まず情報収集をしてみるとよいでしょう。まず「知る」ことからはじめると、自分のその後の選択が変わる可能性もあります。

一時期老後2000万円が話題となりましたが、今はそれ以上ほしいと思う方も多いでしょう。まとまった資産を築くには、時間を味方につけることが大切です。

まずは「知る」ことからはじめることも検討してみてくださいね。

参考資料