2. 年金受給額はどうやって決まるの?
次に、月々の年金受給額がどのように決定するのかを説明していきます。
2.1 国民年金と厚生年金の受給額の決定方法
国民年金(基礎年金)の受給額は、受給者が「国民年金保険料」を納めた月数によって決定します。2025年度において、40年間満額で支払いをしている場合であれば、老齢基礎年金の月額は6万9308円(年額83万1700円)です。
厚生年金の受給額は、厚生年金に加入していた時の報酬額や加入期間等に応じて年金額が計算されます。
つまり社会保険の加入期間が長く、加入中の報酬が高額であるほど、受け取ることができる年金額は高くなります。
2.2 最終的な年金額の決定方法
老齢年金の最終的な受給額は、基礎年金と厚生年金を合わせた金額になります。
厚生年金に加入している場合、その保険料には国民年金の保険料も含まれているため、同時に国民年金の加入期間としてもカウントされます。このため、厚生年金に加入している期間の分については、基礎年金に加えて厚生年金も上乗せされて受け取ることができます。
一方、国民年金は保険料が一律で、満額でも約6万円のため、厚生年金と比較すると年金額が大幅に少なくなることがあります。