3. ライフプランシミュレーションを作成してみよう

将来の資金計画を立てる際に役立つのが、ライフプランシミュレーションです。

ライフプランシミュレーションは人生の「設計図」のような役割を果たし、作成を通じて将来の「見える化」ができます。

今現在だけでなく、将来の資産状況を数字で把握することにより、10年〜20年後の家計がどうなるかを具体的に確認できます。

漠然とした不安が具体的な課題として見えてくるため、対策を立てやすくなるのです。

住宅購入・子どもの教育費・老後資金など、人生には大きな支出が待っています。

なぜ金融リテラシーが必要なのか

なぜ金融リテラシーが必要なのか

出所:J-FLEC 金融経済教育推進機構「生活設計・家計管理」

これらがいつ、どのくらい必要になるかを事前に把握することで、計画的に準備できます。

「5年後に頭金500万円を貯める」といった具体的な目標を立てれば、漫然と貯金するよりも、実現の可能性が高まるでしょう。

4. まとめにかえて

老後資金の必要額は個人により大きく異なるため、調査結果は参考程度に留めることが重要です。

貯蓄額が少ない場合は収入増加と支出削減の両面からアプローチし、貯蓄を増やしていく必要があります。

ライフプランシミュレーションの作成により将来の家計状況を数値化することで、漠然とした不安が具体的な課題として見えてきます。

その結果、必要な対策を立てやすくなり、目標達成に向けて行動できるでしょう。

参考資料

柴田 充輝