3. 【70歳代】単身世帯:年間手取り収入からの金融資産への振り分け割合

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」が公表した、70歳代の年間手取り収入からどのくらいの割合を金融資産に回しているのかを見てみましょう。

年間手取り収入からどのくらいの割合を金融資産に回しているのか

年間手取り収入からどのくらいの割合を金融資産に回しているのか

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとに筆者作成

70歳代年間手取り収入からの金融資産への振り分け割合

  • 5%未満:2.2
  • 5~10%未満:0.3
  • 10~15%未満:5.1
  • 15~20%未満:0.0
  • 20~25%未満:4.0
  • 25~30%未満:0.3
  • 30~35%未満:2.7
  • 35%以上:5.1
  • 貯金しなかった:80.3

多くの高齢単身世帯は、年金や収入をほぼ生活費に充てており、新たに資産を積み増す余力は乏しいのが実情です。

このことから、現役世代のうちから計画的に老後資金を形成しておかなければ、リタイア後に貯蓄を増やすのは難しくなると予想されます。