2.2 【厚生年金】年金月額別・女子の受給権者数

  • 1万円未満:1万3296人
  • 1万円以上~2万円未満:4403人
  • 2万円以上~3万円未満:4万5377人
  • 3万円以上~4万円未満:8万7190人
  • 4万円以上~5万円未満:8万1500人
  • 5万円以上~6万円未満:9万1265人
  • 6万円以上~7万円未満:22万5198人
  • 7万円以上~8万円未満:40万4605人
  • 8万円以上~9万円未満:62万2335人
  • 9万円以上~10万円未満:819,604人
  • 10万円以上~11万円未満:80万7272人
  • 11万円以上~12万円未満:64万8588人
  • 12万円以上~13万円未満:46万7250人
  • 13万円以上~14万円未満:33万721人
  • 14万円以上~15万円未満: 24万282人
  • 15万円以上~16万円未満:17万5456人
  • 16万円以上~17万円未満:12万7958人
  • 17万円以上~18万円未満:8万8085人
  • 18万円以上~19万円未満:5万9207人
  • 19万円以上~20万円未満:4万1329人
  • 20万円以上~21万円未満:2万6890人
  • 21万円以上~22万円未満:1万7645人
  • 22万円以上~23万円未満:1万1227人
  • 23万円以上~24万円未満:7008人
  • 24万円以上~25万円未満:4161人
  • 25万円以上~26万円未満:2350人
  • 26万円以上~27万円未満:1197人
  • 27万円以上~28万円未満:591人
  • 28万円以上~29万円未満:289人
  • 29万円以上~30万円未満:158人
  • 30万円以上~:369人

※上記の表は厚生年金保険第1号受給権者。第1号厚生年金保険被保険者とは、厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される方
※平均年金月額には基礎年金月額を含む
※厚生年金保険(第1号)の受給権者には、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの 65 歳未満の受給権者が含まれている

女性の受給権者数は545万2806人で、男性の約半分です。また、女性のボリュームゾーンは9~11万円で、約162万人が該当します。男性のボリュームゾーンより約6万円低くなっていることがわかります。

ひと昔前は、結婚や出産を機に退職を選択する女性が多く、厚生年金に加入する期間が短くなる要因となっていました。さらに男女間の賃金格差の影響もあり、女性の年金受給額は少なくなる傾向があります。

近年、女性の就業率が上昇し、パートやアルバイトの方も一定の要件を満たせば、厚生年金に加入できるようになっています。

結婚や出産を経ても、退職することなく継続して働ける環境が整いつつあるので、男女間の年金格差は徐々に縮小する可能性があります。

3. 自分の老後の生活費を確認して、早めの備えを

今回は、厚生年金の男女別年金受給額について見てきました。

自分が将来受け取れる年金見込み額は「ねんきん定期便」「ねんきんネット」で確認することができます。「人生100年時代」と言われて久しいですが、早めに年金額をチェックしておき、老後に必要な準備を進めていきましょう。

とくに「おひとりさま」など、単身世帯の方は現役時代の給料と年金額のギャップに戸惑うことも少なくありません。リタイアが近づいてきたら、年金生活のシミュレーションを行っておくことをおすすめします。

一方で、物価高や退職金の減少などにより、貯蓄が思うようにできない可能性もあります。まずは、現在の支出を見直すと同時に、将来のシミュレーションをおこない、生活費を正確に把握することが肝心です。その上で対策を考えていきましょう。

参考資料