2.2 医療費や介護費用も加味した必要額
さらに、老後には予測不能な大きな出費が発生する可能性があります。
医療費
厚生労働省のデータによれば、日本人の生涯医療費は平均約2900万円で、そのうち半分が70歳以降に集中しています。
自己負担分だけでも、まとまった資金が必要となります。
介護費用
公益財団法人 生命保険文化センターが2024年度に行った調査によると、月々の介護費用は平均9万円とされています。
これらの費用も考慮すると、安心して老後を過ごすためには、まとまった資金を準備しておくことが望ましいと言えるでしょう。
老後資金は個人の状況によって大きく変わるため、まずはご自身の年金受給見込み額を確認し、具体的な生活プランを立てた上で、不足額を計算することが重要です。