2. 老後資金、どのくらいを目安にすればいい?
では、どのくらいを目安に貯蓄すればよいのでしょうか。
老後資金の必要額は個人の生活スタイルや健康状態によって大きく異なりますが、一般的な目安を把握しておくことも大切です。
2.1 一般的な生活費と不足分の試算
総務省のデータによると、65歳以上の単身無職世帯の平均的な消費支出は、約15万円程度とされています。
- 収入:公的年金収入が月約12万円(平均的な国民年金+厚生年金受給者)
- 支出:月約15万円
- 月々の不足額:15万円-12万円=月3万円
この月約3万円の不足額を、65歳から90歳までの25年間で賄うとすると、3万円 × 12ヶ月 × 25年 = 約900万円が必要となります。これは、あくまで生活費の不足分を補うための最低限の金額です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】